2021年6月から8月にかけて、松本市アルプス公園、御宝田遊水池、水色の時道祖神、諏訪湖、霧ヶ峰、木曽郡、池田町、安曇野市などで出会った鳥達です。
オグロシギ2021年8月
Black-tailed Godwit
この日もベテランさんが先にオグロシギを見付けてくれていたので、一緒に撮影させてもらいました。オグロシギは休耕田の中を歩き回り、アカエリヒレアシシギと同じように草に付いた何かを盛んに食べていました。
ヒバリシギ2021年8月
Long-toed Stint
ベテランさんの情報を頼りに探しに行ってみると、ヒバリシギの群がいました。少し距離があるので、鮮明ではありませんが、背中のV字が見えました。
コチドリ幼鳥2021年8月
Little Ringed Plover
気が付くと、足下近くの休耕田にコチドリの幼鳥がいました。此方を警戒していないようでしたが、次第に遠ざかっていきました。
アカエリヒレアシシギ幼鳥2021年8月
Red-necked Phalarope
この日もベテランさんが小型のシギを見付けていてくれました。ゆっくり観察していると、アカエリヒレアシシギは休耕田の水面を泳ぎ回り、手前の草で見えなくなるほど近くまで来てくれた時もありました。ベテランさんが撮った写真で、草に付いた蜘蛛を捕らえていたことが分かりました。アカエリヒレアシシギはシギの仲間ですが、趾(あしゆび)にひれのようなものを持っているので泳ぎが得意です。成鳥の夏羽では「エリ」が赤くなるようですが、一妻多夫で抱卵は雄が行うためか、雌の方が鮮やかだそうです。
キリアイ2021年8月
Broad-billed Sandpiper
キリアイは、一旦飛んだのですが、暫くすると戻って来て、ウズラシギと行動を共にしていました。今回初めてキリアイを見ましたが、印象に残ったのは他のシギでは見られない頭の模様でした。名前を漢字で書くと「錐合」ですが、ヤマケイ文庫「野鳥の名前」(2019年)によれば、名前の意味も起源も明らかではないそうです。
ウズラシギとキリアイ2021年8月
ウズラシギ2021年8月
Sharp-tailed Sandpiper
フィールドに着くと、既にベテランさんの車が停まっていたので近づいてみると、近距離にウズラシギがいました。採餌に夢中で、警戒心は余り無いようでした。ウズラシギを観察していると、近くにキリアイが出て来ました。キリアイは、一回り小さいですね。
タカブシギ2021年8月
Wood Sandpiper
タカブシギの水浴びを見ることができました。何回か水に潜った後、ジャンプしていました。飛び上がった際に、水を切っているのでしょうか。写真の個体とは別の個体も、この後に同様の行動をしていました。
ツバメ幼鳥2021年8月
Barn Swallow
梅雨末期のような天気が続いていましたが、雨の合間に出かけると、ツバメ達は稲穂の先に届きそうなほど低空飛行をしていました。その中で1羽だけが道路の上に居続けたので、撮ることができました。
コチドリ幼鳥2021年8月
Little Ringed Plover
休耕田にシギチが渡って来ていないか見に行くと、コチドリの幼鳥が採餌をしていました。
ケリ2021年8月
Grey-headed Lapwing
休耕田の奥にケリがいました。遠いと思ったのですが、それでも歩いていた私に気付き、飛ばれてしまいました。胸の黒色帯がほとんど見えないので、幼鳥だと思います。
カワアイサ2021年7月
Common Merganser
カワアイサの群は、川を遡上しながら獲物を探しているようでした。殆どは泳いでいましたが、中には浅瀬で歩いたり、立ち上がって伸びをする個体がいました。カワアイサは冬鳥なので飛来には早過ぎるとすると、傷病鳥の群なのでしょうか。
ササゴイ幼鳥2021年7月
Striated Heron
ササゴイの幼鳥が手前の岸辺に飛んで来ました。岸辺で細い枝を拾ったので、漁でもするのかと期待して見ていましたが、成功したようには見えませんでした。練習だったのかも知れませんね。
オオルリ幼鳥2021年7月
Blue-and-white Flycatcher
川沿いの林道に車を停めていたら、オオルリの幼鳥が近くの枝に来てくれました。
サシバ幼鳥2021年7月
Grey-faced Buzzard
人気の無い道を走っていると、電柱にとまっていたサシバが逃げて行きました。そのまま車を進めると、少し先の電柱の上にとまっていてくれました。車内から撮ると電線が被るため、車の後ろを回り込み良く見える位置から撮りました。サシバからも私が丸見えのはずですが、警戒心が薄いのか暫く撮らせてくれました。なお、虹彩が暗色のため、幼鳥と考えました。
ハリオアマツバメ2021年7月
White-throated Needletail
ハリオアマツバメが見られるフィールドに行くと、顔見知りも含め大勢のカメラマンが待ち構えていました。しかし直ぐには現れず、かなり待った後でハリオアマツバメの群はやって来てくれました。
クマタカ2021年7月
Mountain Hawk-Eagle
クマタカが岸辺に降りていると思ったら、足下には仕留めたアオサギらしい獲物がありました。獲物が重いためか少し移動させただけで持ち去れず、その場で食べる訳でもなく、その後のクマタカはのし掛かっているばかりでした。変化が無いので観察を止め、他所を回った帰りに確認すると未だいました。そうなると、2時間ほど同じ状態でいたことになりそうです。これほど長い間、クマタカは獲物を確保することがあるのでしょうか。
イカルチドリ2021年7月
Long-billed Plover
中州にセキレイ類がいましたが、イカルチドリの成鳥がことごとく追い払っていました。セキレイ類がいなくなって、小さい雛が親鳥の近くで動いているのに私は気付き、親鳥の行動に合点がいきました。しかし、雛の体は小さめの石でも隠れてしまうので、直ぐに見失ってしまいました。
カワセミ♀2021年7月
Common Kingfisher
イカルチドリの雛をもっとよく見たくて、また出かけてみましたが、カワセミしか見つかりませんでした。
ホオジロ♀2021年7月
Meadow Bunting
肉眼では、ホオジロが草を咥えて移動しているように見えました。後で写真を見たところ、ショウジョウバッタのような獲物でした。丸呑みしたものの、バッタの足先までは飲み込めず、太い枝に擦るようにして口の中に押し込んでいました。
ブッポウソウ2021年7月
Oriental Dollarbird
丘の上にいるとブッポウソウの声が聞こえ、その後近くに現れ暫く飛び回ってくれました。このフィールドとは別のブッポウソウの営巣地での話を、ネットで知りました。巣箱の直下に一部のカメラマンが三脚を立てたため、営巣を放棄してしまったことがあったらしいです。ブッポウソウは絶滅危惧種ですので、無事に次の世代を残してほしいですね。
イカルチドリ2021年7月
Long-billed Plover
同じ個体かどうか分かりませんが、2週間前に見た場所にイカルチドリが飛んで来てくれました。
カワセミ2021年7月
Common Kingfisher
カワセミも近くを飛んでくれました。
バン2021年6月
Common Moorhen
いつの間にかバンの一家がヨシの中から出て来ていて、岸に沿って移動して行きました。
イカルチドリ2021年6月
Long-billed Plover
中州周辺でイカルチドリが数羽飛んでいたので様子を見ていると、1羽の幼鳥が近くに降りてきました。この幼鳥が岸辺で採餌していると、突然成鳥が現れ、幼鳥を追い立てました。成鳥の額の黒い羽が逆立っており、結構興奮しているように思いました。
カワセミ♂2021年6月
Common Kingfisher
イカルチドリを見ている途中で、近くにカワセミもいることに気が付きました。ホバリングにはピントが合いませんでしたが、岸に降りたところと飛び去る姿を撮ることができました。
メジロ2021年6月
Japanese White-eye
メジロの群が枝葉の間を移動していました。体全体が見えた個体を撮ってみると、緑色の蜘蛛を咥えていました。
イソシギ2021年6月
Common Sandpiper
ヨシの陰の水辺にイカルチドリの幼鳥とイソシギがいました。よく見ようと移動したところ、イカルチドリに気付かれて飛ばれてしまいました。イソシギは残っていたのですが、やはり見にくいので、見える位置に移動しようとすると、同様に飛ばれてしまいました。
イカルチドリ幼鳥2021年6月
Long-billed Plover
ホオアカ2021年6月
Chestnut-eared Bunting
遊歩道を歩いていると、前方脇の低木にホオアカがとまっているのを見付けました。一旦枝葉の中に隠れたのですが、また天辺に戻り囀りを聞かせてくれました。その時はホオアカに集中する余り、沢山の羽虫が一緒に写っているとは思っていませんでした。
ノビタキ♀2021年6月
Common Stonechat
この時期の高原では、ノビタキとよく会います。殆ど子育て中かと思っていましたが、巣材のような物を咥えている雌もいました。
クマタカ2021年6月
Mountain Hawk-Eagle
いつの間にかクマタカが現れ、低空を旋回した後、近くの暗い木立の中に入りました。見当を付けて近づいてみると、見やすい枝にとまっていました。猛禽類は視力が優れているので、直ぐに私を見付けると思ったのですが、意外にも接近を許してくれました。暫く撮影ができましたが、獲物を狙っていたのかも知れません。名前の由来は、冠羽が角のように見えるので「角鷹」という説があります。また、大きくて強そうなので「熊鷹」という説もあるようです。今回初めて正面顔を撮りましたが、熊の顔のようだと思いました。
ホオアカ2021年6月
Chestnut-eared Bunting
ホオアカは、遊歩道に沿って並ぶロープ柵の支柱の一つに初めはとまっていました。私が見ていると、気付かずに通り過ぎたヒトがいて、少し離れた草地の中に移動してしまいました。しかし、暫くそこに留まってくれたので撮ることができました。
ノビタキ♂2021年6月
Common Stonechat
遊歩道近くでノビタキを撮ることができました。それぞれの個体は獲物を咥えていませんが、少し離れた場所で撮ったノビタキを確認してみると、虫などを咥えた個体が多いと感じました。6月になって子育て真っ最中なのでしょう。
ホトトギス2021年6月
Lesser Cuckoo
同時に囀っていなかったので2羽いるとは思っていませんでしたが、1羽のとまっている枝に別の1羽が飛んで来て、入れ替わりました。その後は、追いかけ回すより、長い間鳴いて追い払っているようでした。
カワラヒワ幼鳥2021年6月
Oriental Greenfinch
カワラヒワが多いと思ったら、幼鳥も混じっていました。
サンコウチョウ♂2021年6月
Japanese Paradise Flycatcher
2羽の雄のサンコウチョウが追いかけっこをしながら、私の近くの木の枝葉の中を移動して行きました。以前にも同様のシーンを見ましたが、やはりまともには撮らせてもらえませんでした。
オオヨシキリ2021年6月
Oriental Reed Warbler
オオヨシキリは、囀る時に頭がボサボサになるのでしょうか。正面から見ると犬の顔のようにも見えます。赤い口の中も撮ることができました。