ハイイロチュウヒ♀2023年12月栃木県
ハイイロチュウヒ♂2023年12月栃木県
Hen Harrier
ハイイロチュウヒの雌の塒入り前の飛翔シーンを撮ることができました。雄については、その後の黄昏時だったこともあって、私の技量では証拠写真がやっとでした。日本では越冬のため渡って来ますが、ハイイロチュウヒはタカ科の中では珍しく一夫多妻で繁殖するようです。(地元の方にハイイロチュウヒが出るポイントを教えてもらい行ってみると、沢山の車とカメラマンが道路脇に並んでいました。狭いスペースに三脚を用意していると、隣の方達から一緒に撮ろうと誘われ、広いスペースに加えてもらいました。彼らは何度も来ているそうで、何時頃に塒入りするか教えてもらいました。一人だったら、待ち切れずに日没前に諦めてしまうところでした。本当に感謝です!)
ジョウビタキ♀2023年12月群馬県
Daurian Redstart
沼の岸部にジョウビタキがいました。
サンカノゴイ2023年12月栃木県
Eurasian Bittern
朝から鳥を探していると、ヨシ原の上スレスレを飛ぶ鳥が来ました。チュウヒかと思ってシャッターを押していたら、サンカノゴイでした。まさかズームを戻さなければならないほど近くに来るとは思っていなかったので、最後はファインダーに収められなくなってしまいました。
メジロガモ♂2023年12月栃木県
Ferruginous Duck
猛禽を撮っていると、地元の方から珍しいカモが来ているらしいと教えてもらいました。そこで、少し離れた場所にヒトが集まっていたので、行ってみました。他のカモ類が多くいて見つけられずにいると、そこにいた方達がメジロガモの位置を教えてくれました。調べてみると、メジロガモは迷鳥でした。
ミサゴ2023年12月栃木県
Osprey
遠くを飛んでいたミサゴは、大きな獲物を運んでいました。その後、獲物を掴んでいない別の個体が、少し近くに来てくれました。鳥の趾(足指)は前に三本、後ろに一本の場合が多いですが、ミサゴは可変対趾足といって、前の一本を後ろに配列することができ、前後二本ずつで獲物を掴むことができるそうです。このため、大物でも安定して運ぶことができることを知りました。
ハイタカ2023年12月栃木県
Eurasian Sparrowhawk
何かわからず飛んでいるものを撮ってみたら、ハイタカが撮れていました。ハイタカには白い眉斑があるそうですが、不明瞭な個体もいるそうです。
チュウヒ2023年12月栃木県
Eastern Marsh Harrier
2月に行ったフィールドで、また猛禽類を探しました。チュウヒはヨシ原などのすぐ上を飛んでいましたが、やはり遠かったです。なお、日本野鳥の会が実施した最近の調査では、繁殖数は140つがい(北海道で118つがい、本州以南では22つがい)と推定されています。この数字はイヌワシやクマタカより少なく、チュウヒも絶滅の危機にあるそうです。
コウノトリ2023年12月栃木県
Oriental Stork
このフィールドには人工巣塔がいくつかあるので、飛んでいるコウノトリを時々見ることができます。
ノスリ2023年12月栃木県
Common Buzzard
ノスリやトビは頻繁に飛んでいました。
ヒバリ2023年7月静岡県
Eurasian Skylark
広大な田圃ですが稲が伸びてしまっていたので、畔の上を注意して探しました。ヒバリ、キジ、チュウサギが見つかりました。
キジ♀2023年7月静岡県
キジ♂2023年7月静岡県
Common Pheasant
チュウサギ2023年7月静岡県
Intermediated Egret
セッカ♂2023年7月静岡県
Zitting Cisticola
ヨシ原の上を雄のセッカが飛んでいました。図鑑には「ヒッヒッヒッ・・・」と鳴きながら上昇し、「チャッチャチャッチャチャッチャ・・・」と下降すると記載されています。確かに最初の上昇時は「ヒッヒッヒッ・・・」でしたが、その後は、ヨシの上すれすれまで下降しては上昇を繰り返しながら長い間飛び回り、その間は「チャッチャ」を連続していました。ヨシにとまってくれることを期待して観察していましたが、さすがに近くのヨシには来てくれませんでした。飛び疲れるとお気に入りの休憩場所があるようで、キョウチクトウの木の天辺もその一つでした。曇り空がバックで被写体が暗くなっていますが、繁殖期の雄の口内は黒色になり、雌は黒くならないそうです。
ケリ2023年7月静岡県
Grey-headed Lapwing
田圃で鳥を探し回っていると、時々畔の上のケリ達を見つけることができました。車で近づくと、少し離れた場所に移動してしまうことが多かったですが、一度だけ比較的近くで観察できました。
ゴイサギ2023年7月静岡県
Black-crowned Night Heron
田圃の端に何かが動いたので、出てくるのを待つと、暫くは稲の中から覗く嘴だけが見えました。諦めずにさらに待つと、水中の獲物を捕る時に頭が見え、その後隣の田に移動する時にゴイサギ若鳥の体を見ることができました。距離があり鮮明ではありませんが、獲物はオタマジャクシのようでした。また、その後、若鳥を見た辺りで休憩していると、成鳥が飛んで来てくれました。
イソシギ幼鳥2023年7月静岡県
Common Sandpiper
水が溜まった草地にイソシギの幼鳥が飛んで来ました。
コヨシキリ2023年7月新潟県
Black-browed Reed Warbler
池の隣のヨシ原の中にコヨシキリがいました。他の場所にもいましたが、遠かったり逆光だったりでした。この時は比較的近いヨシに暫くとまっていてくれて、周りを見たり、囀ったりしていました。
カンムリカイツブリ2023年7月新潟県
Great Crested Grebe
カンムリカイツブリの親子がいました。子供が大きくなったためか、子供が近づいて来ても親は餌を与えていませんでした。
オオヨシキリ2023年7月新潟県
Oriental Reed Warbler
バン親子2023年7月新潟県
Common Moorhen
ヨシゴイを探していると、バンの親子やオオヨシキリが現れました。
ヨシゴイ2023年7月新潟県
Yellow Bittern
ヨシゴイは想像以上に首が長く伸び、ハスの葉の上から、あるいは茎につかまりながら小魚を素早く捕らえていました。勢い余って水の中に落ちた時もありましたが、余り慌てた様子はありませんでした。
ヨシゴイはハスの葉の間に見え隠れしていることが多く、飛び出しの瞬間が分からず、飛んだ後にシャッターを切っていました。そのため、飛翔シーンは全て後姿です。
地元の方がヨシゴイは色々な仕草が見られるので、何時までも見ていて飽きないと言っていましたが、私もそう思いました。ただし、満腹になったのかハスの葉の裏側に隠れてしまい、長い間殆ど動かなくなった時は、こちらの方が暑さに耐えられず退散しました。
コアジサシ2023年4月千葉県
Little Tern
コアジサシが海上を飛んでいたり、岸から遠い浅瀬で群になって休んでいました。写真を見て分かったのですが、求愛給餌らしい行動も撮ることができました。魚を差し出しても簡単には受取ってもらえなかったように見えますね。遠くを飛ぶコアジサシが多かったのですが、多くの個体が魚を咥えていました。遠くの水面に急降下して飛び込む様子を見ることもできましたが、肝心の場面は潮干狩り場の囲いの網の先になってしまいました。
オオソリハシシギの飛翔2023年4月千葉県
オオソリハシシギ♂と蟹2023年4月千葉県
オオソリハシシギ♀2023年4月千葉県
オオソリハシシギ♂2023年4月千葉県
Bar-tailed Godwit
オオソリハシシギの夏羽は雄が赤みが強く、一回り大きい雌は赤みが弱いようです。オオソリハシシギも蟹を捕らえていました。嘴先端で摘まむと、長い舌で巻き取っているようです。しかし、写真の雄は蟹に舌を挟まれたのか、一度蟹を下に落として、仕切り直していました。一方、雌は上手く蟹を食べていました。名前の通りオオソリハシシギの嘴はやや上に反っていますが、雄が蟹を食べようとしている3枚目の写真では上嘴がさらに曲がっています。このように、多くのシギ類の上嘴は先端近くが曲がるそうです。また、シギ類などは「触覚定位」と云って、嘴の触覚によって餌を探すことができます。嘴を開き、水中に差し入れるか浸けたまま左右に振るなどし、嘴に獲物が触れると瞬間的に嘴を閉じて捕まえるそうです。目で見えなくとも、砂や泥の中の獲物を捕らえることができるわけですね。
ダイゼン2023年4月千葉県
Grey Plover
この干潟のダイゼンは数が少ないこともあり、群で行動せず単独でゆっくり行動している印象でした。図鑑によると、採食時は単独で行動するそうです。中には疲れているのか、座り込んで休んでいる個体もいました。一方、蟹やゴカイのような獲物を捕まえる個体もいました。図鑑では成鳥の夏羽は顔から腹が黒いと記載されていますが、黒くなりきっていない個体(幼鳥かも)もいました。ダイゼンに似た鳥としてムナグロが知られていますが、ムナグロは淡水を好むのでこの干潟では珍しいようです。ダイゼンの脇羽は黒く、上面は白黒のまだらで、嘴が太い点などでムナグロと区別できるそうです。また、ダイゼンはチドリの仲間ですが、非常に小さな後趾があるそうです。それでも、シギチの判別は悩ましいです。
ハマシギ2023年4月千葉県
Dunlin
この干潟にはハマシギが一番多くいて、冬と違って腹部に黒斑ができていました。群れでいるため、こちらが原因では無い場合でも何かあると一斉に飛び立ってしまうので、沢山いる割には簡単には撮らせてくれませんでした。
ミヤコドリ2023年4月千葉県
Oystercatcher
この干潟にはミヤコドリの群もいました。しかし、昨年の冬とは異なり、岸から遠い場所でした。ここでは干潟の一部を囲い、4月の後半から潮干狩り場とするようです。殆どのミヤコドリが遠い場所にいるのは、大勢のヒトが潮干狩りをしているためではないかと思いました。
ミユビシギ2023年4月千葉県
Sanderling
ミユビシギが蟹やゴカイのような獲物を捕まえていました。捕まえた蟹の砂を洗うためかあるいは弱らせるためか、直ぐには食べずにいました。シギ類の趾(あしゆび)は4本ですが、ミユビシギは後趾が無く3本のため、この名前が付きました。一方、多くのチドリ類の趾は、後趾が無く3本だそうです。
メダイチドリ2023年4月千葉県
Lesser Sand Plover
メダイチドリがゴカイらしき獲物を捕まえていました。チドリ類の足は半蹼足(はんぼくそく)と呼ばれ、外側の指の間の基部に小さな蹼(みずかき)があるそうです。この写真では分からないですね。
イソシギ2023年4月東京都
Common Sandpiper
岸部にイソシギが見え隠れしていましたが、1羽しか見つけていませんでした。見えない位置から突然川面を飛んだので間に合わなかったのですが、2羽目がいて、少し後から飛んだので撮ることができました。
ユリカモメ2023年4月千葉県
Black-headed Gull
この干潟には、頭部の色がまばらな個体も沢山いましたが、頭部が黒褐色になった夏羽の成鳥ユリカモメも見ることができました。
ウミネコ2023年4月東京都
Black-tailed Gull
この海岸では、ウミネコが飛んでいました。
アオジ2023年2月栃木県
Black-faced Bunting
広い遊歩道の脇にカメラを向けている方がいました。近づいてみると、アオジが採餌をしていました。
コウノトリ2023年2月栃木県
Oriental Stork
人工巣塔の近くに行くと、コウノトリが巣材の枝を採りに行ったり、戻って来て巣を整えたりする様子を見ることができました。
コウノトリとカラスの群2023年2月栃木県
Oriental Stork and Crows
コウノトリ2023年2月栃木県
Oriental Stork
コウノトリがカラスの大群に囲まれていました。襲われているのではなく、たまたま出会ったようです。それでも数羽のカラスはしつこく後を追って来ました。そのお陰か、私の方にコウノトリが近づいて来て、上空を旋回してくれました。
ヒバリ2023年2月栃木県
Eurasian Skylark
堤防道路の斜面にヒバリが隠れていました。
チュウヒ2023年2月栃木県
Eastern Marsh Harrier
このフィールドではチュウヒが比較的よく出ましたが、遠い場合が多く、さらにこの日は強風で自分の体までブレるので難儀をしました。
オオハクチョウ2023年2月群馬県
Whooper Swan
沼のある公園に行くと、オオハクチョウの群がいました。水面下の泥に顔を突っ込んだのか、皆少し頭が汚れていました。オオハクチョウの嘴の黄色部は、コハクチョウと異なり大きく、先端が尖っています。
ヨシガモ2023年2月群馬県
Falcated Duck
この沼にはカルガモが沢山いましたが、ヨシガモが1羽だけいました。
チョウゲンボウ2023年2月栃木県
Common Kestrel
チョウゲンボウが直ぐ近くで長い間ホバリングをしていました。しかし、強風のためかあるいは獲物の位置のためか、こちらに顔を向けることはありませんでした。
ミサゴ2023年2月栃木県
Osprey
強風が吹きすさぶ中、遠くを飛んでいる猛禽を撮ってみると、獲物を掴んでいるミサゴでした。このミサゴは次第に遠ざかって行きました。
オジロワシとミサゴ2023年2月栃木県
White-tailed Eagle and Osprey
オジロワシ2023年2月栃木県
White-tailed Eagle
オジロワシとトビの群2023年2月栃木県
White-tailed Eagle and Black Kites
大きな猛禽と小さな猛禽が前後して飛んでいたので、撮ってみるとオジロワシとミサゴでした。肉眼では全く分かりませんでしたが、オジロワシは魚を掴んでいました。ミサゴは、先ほど大きな獲物を運んでいた個体かどうか分かりません。このミサゴは横取りを狙っていたのでしょうか、暫くオジロワシの周りを飛んでいましたが、どこかに消えました。オジロワシは遥か遠くに移動し、これで安心かと思いきや、今度はトビらしき群に絡まれていました。